CFRL ニュース
No. 63
(2005. 12. 10)
Cold Fusion Research Laboratory (
E-mail address; cf-lab.kozima@nifty.com
Websites; http://www.geocities.jp/hjrfq930/
Newsのバックナンバーその他は上記ウェブサイトでご覧になれます
常温核融合現象CFP(The Cold Fusion Phenomenon) は、「背景放射線に曝された、高密度の水素同位体(H and/or D)を含む固体中で起こる、核反応とそれに付随した事象」を現す言葉です。
CFRL ニュース No.63をお送りします。この号では、次の記事を掲載しました。
1. 「『常温核融合』を科学する」(工学社)が刊行されました。
2. H. Kozima, Science of Cold
Fusion (tentative title) がElsevierから刊行されます。
3. ICCF12が11月−12月に横浜で開催されました。
4.JCF7が2006年4月に鹿児島で開催されます。
1. 「『常温核融合』を科学する」(工学社)が刊行されました。
先号(CFRLニュースNo.62で予告した表記の本が8月に刊行されました。ISBN4-7775-1153-7.
表紙と目次のコピーを添付します。
http://www.geocities.jp/hjrfq930/News/NewsPrefaces/hyousi.pdf
なお、いくつかの誤植や校正ミスが見つかっていますので、下記ウェブサイトに正誤表を掲載しております。
http://www.geocities.jp/hjrfq930/Books/booksj/booksj02/seigohyou.htm
2. H. Kozima, Science of Cold
Fusion (tentative title) がElsevierから刊行されます。
前項でご紹介した、日本語版での常温核融合現象の紹介書は、一般読者を対象にした、啓蒙書的な面の強い本なので、読みやすい代わりに、論証の厳密性に欠ける点があります。また、分量の制約から、実験データを提示することでも、必ずしも十分とは言えません。
そのような制約をはずして、広く世界の物理学者・化学者に、常温核融合現象が十分な実験データに裏付けられた、科学の対象であることを認識してもらうために、英語版の著書を刊行すべき時であると考え、原稿を構想し、第1稿をまとめた段階で、出版社と交渉しました。幸い、Londonの出版社Elsevierが考慮してくれ、何人かのReviewの意見を聞いて、出版を承諾してくれました。
A5版10.5ポイント印刷で200ページくらいになります。英語表現の改善を終わったら、原稿を担当者に送って、来年中には出版にこぎつけたいと思っています。
この本が、常温核融合現象の研究者の知識の整理に役立つと共に、現在はそれを無視している他の分野の科学者に認識を改めてもらう契機になればと願っています。
3.ICCF12が11月−12月に横浜で開催されました。
表記学会が11月27−12月2日に横浜で開催されました。約80名の参加者、約36の口頭発表、約23のポスター発表がありました。アブストラクト(約13編のキャンセル分も含め)は次のウェブサイトに掲載されています。
http://newenergytimes.com/Conf/ICCF12/ICCF12-Abstracts.pdf
4.JCF7が2006年4月に鹿児島で開催されます。
日時:2006年4月27日(水)28日(木)
会場:鹿児島大学
発表会場:稲盛会館
懇親会場:同大学内(27日)
ABSTRACT及び参加申込締め切り:2006年4月10日(月)
参加費: 5千円
懇親会費:5千円程度
(「[JCF-mail:00249] JCF7開催案内)による)
http://wwwcf.elc.iwate-u.ac.jp/jcf/mlist/00249.html