添付資料の黄葉の名前

別添のカラーコピー .jpg ファイル)の葉を持つ樹木の名前を、「ポケットガイド樹木」で調べました。素人の検索なので間違いがあるかもしれませんが、その点をご了承の上でご覧ください。日本名は、カタカナ名以外は僕が勝手につけたもの、( )内は図鑑の説明の要約です。

 

1. Scarlet Oak, 緋カシワQuercus coccinea (秋に紅葉し、葉はカエデより長細く、色はより深紅色であるが、華やかさでは劣る。)

  電車で10分の郊外ショッピングセンターLloyd Centerの前の公園に、紅葉した、樹高30メートルはありそうな大木を見つけました。周囲を圧倒する美しい紅葉に惹かれて近づくと、カエデのような形の落ち葉に混じって日本の樫の実に似たドングリを見つけ、カエデでないことを知り、図鑑でカシワの一種であることが分かりました。

2. White Oak, 白カシワQuercus alba (もっともありふれた柏の木で、実(ドングリ)は鳥や動物の餌になるが、実がなるまでには50年くらいかかる。)

 大学の近くの路傍に街路樹として植えられていて、秋になるとドングリが落ち、ふだんは余り見かけないリスやブルージェイ(カケスに似た鳥)が集まって来ていました。

3. American Elm, アメリカ楡Ulmus americana (この木については、「たより(1)」に書きました。)

 この葉の形が極めて非対称なことに気がつかれたことでしょう。確かに、完全な対象図形は自然界には少ないのですが、非対称を売り物にする神の造形も多くはないようです。(渦巻き型は別にして。)

4. Sycamore Maple, セイヨウカジカエデ, Acer pseudo-platanus 

葉の形が美しいと思われているようで、街路樹として沢山植えられている。葉の大きさは、手のひら大までのものが多く、このサンプルは最小のもの。黄色が美しい。

5. Red Maple, 紅カエデAcer rubrum 

紅葉するカエデは少なく、殆どは黄葉する。場所によってこの種が纏めて植えられており、黄色との対照が美しい。全体に黄葉する木が多いので、紅葉は特に目を引く。この標本は紅葉しかけのもので、全体が紅くなり、カナダの国旗のカエデはこの種ではないかと思う。

6. Gray Birch, 灰色樺Betula populifolia (肌は灰白色で、しばしば黄色味や灰色を帯びるが、北方では白っぽく、白樺に似る。)

 この辺で見かける、白樺と思っていた木は、この灰色樺だったのかもしれません。そう言えば、肌の白味が鮮やかでないような気もしてきます。

7. Cotton Wood, ヒロハハコヤナギ, Populus deltoides (北米産ポプラの一種; 種子に綿毛がある。アメリカでは飼い犬みたいにありふれている。)

 樹高が30メートルくらいありそうな高木で、その気になって高い所から遠望すると、そこここに23本づつ植えられているのに気が付きますが、数は飼い犬ほど多くありません。土地柄でしょうか。

8. Ginkgo, イチョウGinkgo biloba

ここではイチョウは珍しいが、所々に数本ずつ植えられている。樹齢は20年どまりで、大きい木は見かけない。図鑑の説明では、特に東洋伝来とは書いてないので、かなり古くからあるようです。

9. 八重桜

春に美しい花を咲かす。大学の周辺に数本植えられている。樹齢は50年くらい?図鑑には説明がありません。