「常温核融合」を科学する

−現象の実像と機構の解明−

 

目次

序文

はじめに

0.本書を読むための物理の基礎知識

a. 元素記号、核種、放射線など

b. エネルギーの単位

c. 長さの単位

参考文献について

1.     常温核融合現象の発見

1.1 最初の実験

1.2 フライシュマンたちの実験

1.3 フライシュマンたちの実験の検証

1.4 ジョーンズたちの実験

1.5 スキャンダル

1.6 軽水素系での実験

1.7 事実と真実

2.     常温核融合現象の事実

2.1 実験はどのように行われるか

2.2 常温核融合現象はどこで、どのように起るか

[トピックス1]<水素化遷移金属の不思議>

[トピックス2]<背景中性子>

[トピックス3]<イマジネーションが中性子を発見した>

2.3 物理量xを生ずる核反応の数Nx

2.4 核変換

[トピックス4]<放射能、アルファ線、ベータ線、ガンマ線>

2.5 へリウム3 3He

2.6 中性子 n

2.7 へリウム4 4He

2.8 過剰熱

2.9 ガンマ線の不在

[トピックス5]<電磁波、X線、ガンマ線>

2.10  核変換で生まれる核の安定性効果

2.11 現象の起る頻度の逆ベキ法則

[トピックス6]<1/f ゆらぎ>

2.12 定性的再現性

2.13 常温核融合現象の実験事実のまとめ

3.     常温核融合現象の科学

3.1 困ったときはモデルを使おう

[トピックス7]<カオス、フラクタル、複雑性>

[トピックス8]ボーアの原子モデル>

3.2 TNCFモデル

3.3 TNCFモデルによる常温核融合現象の説明

3.4 固体内での核反応

[トピックス9]<試行錯誤の結果に生まれた量子>

3.5 中性子の状態

3.6 CFマター

3.7 安定性効果と逆ベキ法則が示す複雑系の科学の対象としての常温核融合現象

終わりに

参考文献

索引

核反応式・関係式一覧